資産運用の基本!リスクとリターンを知る
資産運用において、必要となる考え方のひとつが【リスクとリターン】です
【リスクとリターン】を知ることは資産運用の第一歩と言えるでしょう
資産運用を行うと、どうしても付いて回るのが【リスクとリターン】です
ひとことに資産運用といっても、種類はたくさんありますし、それぞれリスクとリターンは異なります
資産運用のリスクとリターンが意味するもの
簡潔に言うと、『損するか(リスク)、得するか(リターン)』です
下の記事で金融機関のペイオフ制度に少し触れました
仮に銀行に1100万円を貯金していて、その銀行が破綻した場合、1000万円と1000万円に対する利息は必ず戻ってきますが
残りの100万円は戻ってくるかどうかはわかりません
「1100万円という元本が戻ってくるかどうかわからない」というのが【リスク】です。対して「1100万円の貯金につく利息」が【リターン】です
株式投資においても似たような考え方が出来ます
仮にひとつの企業に100万円投資したとしましょう
【リスク】には
株価が下がる
企業が倒産する
【リターン】には
株価が上がる
配当金や株主優待を受け取れる
といったリスクとリターンが存在します
リスクとリターンの関係
リスクとリターンは反対のような意味ですが、資産運用の世界では別々に存在するものではありません
普段の生活の中で、例えば泥棒の被害を受けるリスクがあっても、泥棒の被害を受けなかったからといって何かを得るリターンはありません
資産運用では、リスクが低い商品はリターンも低い《ローリスク・ローリターン》
リスクが高いがリターンも高い《ハイリスク・ハイリターン》といった傾向が強くなります
先の銀行の話を例にすると、リスクは100万円で、リターンは利息です
もし、ペイオフ制度を十分に理解していればリスクはほとんどなくなります。しかし、リターンも金利0.001%の利息分と考えるとローリターンになります
1000万円の0.001%は1000円です
一方、株式投資ではどうなのか?先の株式投資の話を例にすると、
株価がどのくらい変動するのかによってリスクが変わります
100万円の株が90万円になれば、10万円の損失ですが、110万円になれば、10万円の利益です
±10%のリスクとリターンであれば《ミドルリスク・ミドルリターン》と言えるでしょう
しかし、株式投資では半年や1年の期間で株価が2倍になったり、1/2になったりすることもあります
投資先の選び方次第でリスクとリターンをコントロールする必要があります
資産運用では、リスクとリターンはほぼほぼ比例関係にあります
リスクとリターンを知ることは資産運用の第一歩
資産運用では、リスクとリターンを知ることが大切です
例えば、あなたは定価15万円の家電を買おうとしています
製造メーカーの保証はなく、お店が保証をしてくれる商品です
家電がA店は10万円、B店は11万円でした
なぜA店のほうが安いのでしょうか?
実は閉店セールをしているのです
といった場合、どちらのお店で買いますか?
価格だけを見たらA店で買いますが、故障した場合A店では保証してもらえない可能性があります
A店の方が価格が安い【リターン】が、壊れたら保証はない【リスク】
B店は保証がある【リターン】が、価格が高い【リスク】
といった【リスクとリターン】を知ることができます
もし私が【リスクとリターン】を知らなければ、価格の安いA店で買いますが、知っていればB店で買います!しかし、A店しか見ていなければB店では購入できませんし、もしかしたらA店とB店のいいとこ取りのC店があるかもしれません
この家電の話は資産運用にも当てはまります
銀行の金利が高い銀行、安い銀行はどちらを選ぶべきなのか?
単純に考えれば、高い銀行のほうが利息が多く貰えます
しかし、なぜ金利が高いのか?といったところを考えてみたり、知る必要があると思いませんか?
むしろ、銀行よりも金利が高く、リスクの低い資産運用も存在するかも知れません
あなたの資産をどのように運用するのかは、最終的にはあなたの判断です
判断するためには、それなりの知識と情報が必要です
知識と情報があり、初めて【リスクとリターン】を知ることが出来ます