投資は効率が大切?他人の上手い話に騙されるな!
「株で 100万円儲けた!」なんて景気の良い話を聞いたりしたことはありませんか?
その他にも「投資で1年で1億円の資産を増やした」なんて話も聞いたり聞かなかったり....
このような話を聞くと《株って簡単そう!》とか、《私も投資で儲けられるかも?》なんて淡い期待を持ってしまいますよね
実際私自身も淡い期待を持っております!あわよくば、投資資金が倍になったらいいなぁ。なんて思ってたりします
しかし、上手い話には必ず裏があるよってことを理解していただけたらと思います
上手い話にある裏側を理解する
冒頭でも触れたように、「投資で100万円儲けた!」という話を聞いて、「すごい!」と思うかもしれません
しかし、100万円はどのような状況から生まれてきたのでしょうか?
1ヶ月で儲けたのか?
10年で儲けたのか?
1万円の資金で儲けたのか?
1億円の資金で儲けたのか?
状況がわからなければ、「すごい」かどうかを判断するのは難しいですよね
例えば、
A. 資金1億円を1年間運用して得た利益が100万円
B. 資金1000万円を1年間運用して得た利益が100万円
この場合、どちらも利益は100万円ですが、年率で考えるとAは1%、Bは 10% になります
どちらが効率が良いでしょうか?
Bのほうが短期間で効率よく運用することが出来ています
運用期間が変われば年率も変わってきます
つまり、投資は『額』ではなく、『率』で考えることで本質を捉えることができます
「100万円儲けた」の裏側には
資金はいくらなのか?
期間はどれくらいなのか?
を元に『率』を求めると
「すごいな」と思うか「それなら私にもできそう」と思うかは異なってくるという話です
「100万円儲ける為に 1億円が必要です」と言われたら私には参加する資格すらありません
しかし、「100万円儲けるために100万円が必要です」と言われてもたぶんその話にはのりません
リターンを得るためにはリスクをとらなければなりません
10万円なら話にのるかもしれませんが…
労力と効率のバランス
私は世間の投資家に比べたら、底の底の少額投資家です。勉強だと割り切って投資をしているわけです。その中でもネットの情報や本から得た知識を元に自分で分析して投資先を探しています
ただ、投資できる資産はごくわずか。仮に10万円としましょう
私が選んだ投資先に、たまたま考えが同じで、たまたま同じタイミングで1000万円を投資したとしましょう
予想通り、順調に投資した企業の価格は上昇して、1年間で20%上昇しました
ここで同じタイミングで売却したとしましょう
私の儲けは2万円
一方は200万円
同じ労力をかけて、投資先を選んでも、投資金額次第で得られる利益は異なります
つまり、投資金額が多ければ多いほど労力に対する効率が良くなります
ただし、未来を100%予測することは出来ませんし、損失がでた場合は投資金額が大きくなれば損失額も大きくなる点には注意が必要です
投資は効率が大切
投資は『額』ではなく、『率』で考えることで本質を捉えることができます
と書きましたが、
一定の『率』であれば、資金が多いほうが効率は良くなります
資金が多ければ労力に対する効率が良くなります
つまり、10%の年率を確保するために株価チェックや企業分析、売買タイミングを決めるなどの一連の流れは、投資金額に左右されることなく同じ労力を必要とします
しかし、労力に対する効率を考えると、投資金額が多くなればなるほど効率は良くなります
10万円の資金に対しての1万円の儲け
1億円の資金に対しての1000万円の儲け
どちらも 10%を儲けるには同じ労力が必要ですが、労力に対しての儲けは100倍の差があります
しかし、私には1000万円や1億円なんて大金は持っていませんから、小さな金額でコツコツとやっていくしかないのです。
少額でも大金でも率を上げるには同じ労力が必要になります
いつかは「株で 100万円儲けた!」 とこのブログで公表出来る日が来るように、少額投資で投資について色々勉強していきたいと思います